会員投票で受賞者が決まる 会員の会員によるコンテスト
季語もなく自由に創作できる川柳を通して、皆さんの日頃の気持ちを五・七・五の十七音で自由に表現していただきました。

募集テーマ
「集まる」

結果発表

総評
(川柳作家・やすみりえ先生)

今回もたくさんの作品をありがとうございます。
共感できる句がいくつもありました。
川柳は定型で詠むことが基本ですので、
今一度「音の数え方」に気をつけて
作句していきましょう!

「ごはんやで」

すぐに来るのは

金魚だけ

子を待つ母
(八幡市)

セイコ蟹とサザエの
洋食セット 授与

仕事帰り、大急ぎで晩御飯を作って家族を呼んでも、ゲームに夢中な子どもたちは「あとちょっと~」などとなかなか集まってくれません。

お正月

集まる子ども

去るお金

なな
(向日市)

玄米ジェラート6種類 授与

お正月は財布が寒いです

カップ麺

かくれて食べる

無理でした

3児のパパ
(城陽市)

食後に物足りなくて、こっそりカップ麺を食べようとしたら、子どもたちが集まってきてだいぶ食べられました。

集まった

ためてたシール

期限切れ

ざじ子
(久御山町)

ようやく集まったと思い、わくわくしながら応募要項を見て落胆するささやかな残念な日常を読みました。

いつのまに

手元溢れる

推しの色

こうちゃん
(久御山町)

推し活が楽しくて、無意識に推しの色の物を探したり、見てしまうようになりました。気づいたら同じ色で溢れていました。同担の方や同じグループ推しの方と話するのが、一番のストレス解消です。

集まれる

当たり前が

有り難い

エリリン
(京丹波町)

コロナ感染症により、会議や旅行などの日常が一変してしまいましたが、五類になり緩和され、今まで当たり前だった日常が有り難い事だと実感します。

夏終わり

残ったお腹の

うきわかな

メタボ妻
(木津川市)

夏になっても食欲が衰えず、お腹まわりのドッシリした浮き輪がなかなか取れません。

麺屋たけ井のつけ麺
3食セット 授与

初孫に

おいでおいでと

重なる手

ふるはな
(京田辺市)

親族の集まりで初孫に夢中な様子を表現しました。

ー やすみ先生より一言 ー
かわいい存在を囲んで皆が笑顔になる場面が川柳に。 「重なる手」という言葉でお題を捉えていますね。

この指に

とまれと言えど

人は来ず

老幹事
(南丹病院)

なかなか人が集まってくれません

ー やすみ先生より一言 ー
ちょっぴり自虐テイストで詠まれた作品。 客観的な目線で、言葉もすらりと完成されています。

約束を

交わさなく とも

集う友

ぽにい
(木津川市)

いついつに会おう、などと約束しなくても、いつの間にか行きつけの居酒屋などに集まっている、そんな友があれば、人生の宝物かも。 「とも」で韻を踏んでみました…

ー やすみ先生より一言 ー
良いお仲間の表情が見えてくる一句です。 気軽に集う場の雰囲気を上手に表現なさいました。

京都ディーナ 授与