会員投票で受賞者が決まる 会員の会員によるコンテスト
季語もなく自由に創作できる川柳を通して、皆さんの日頃の気持ちを五・七・五の十七音で自由に表現してください。

募集テーマ
「旅」

あなたが「旅」で思いつく川柳
*旅の思い出や旅に出たいという気持ち等、あなたが「旅」と聞いて連想するものなら何でも可

結果発表

総評
(川柳作家・やすみりえ先生)

さまざまな角度から「旅」というお題をとらえて頂けた印象です。コロナ禍で旅がなかなかできなかったもどかしさを川柳になさった方もたくさんいらっしゃいました。次に旅行に出掛けたら、その思い出を川柳にするのもオススメですよ! たくさんのご投句有難うございました。

コロナ禍で

マスク美人の

顔見たい

やまちゃん
(京丹後市・50代・男性)

美山プリン&チーズケーキセット 授与

コロナによってマスクにて目しか見えない美人が沢山いる。是非とも顔全体を見れる世の中になって欲しいです。

素晴らしい

ホスピタリティ

癒される

ひだちゃん
(木津川市・40代・女性)

男前豆腐店 男前宅急便 授与

最近、京都にも外資系ホテルがたくさん建ちました。近場の旅行でも、ホテルスタッフさんの素晴らしいホスピタリティに感動し心身疲れていた心が癒されました。

旅の帰路

私以外は

夢の中

手動ウォシュレット
(京丹後市・40代・男性)

年末に車で家族旅行に出かけました。久しぶりの旅行ではしゃぎすぎた子供たち。帰りの車では私以外、全員寝てました。眠気に負けず運転して帰ってきました。お父さんは辛いなと思いながらも、旅に満足した?子供たちの寝顔に癒されました。

明日からは

職場に戻る

現実だ

ゆず丸
(京丹後市・40代・女性)

旅行は楽しいですが、最終日には現実に戻ることを考えて切なくなります

密を避け

思い出ぎゅっと

濃密に

ととろ
(精華町・20代・男性)

コロナ禍で三密を避けて旅をする機会が多いですが、濃密な思い出になり心に残りました。

旅の友

ビール、日本酒

ハイボール

おさけーぬ
(乙訓福祉・30代・女性)

旅にはアルコールです!

カニ食べて

お酒を飲んで

お布団へ

なな
(向日市・20代・女性)

普段の家事等気にもせず、好きなだけ食べて飲んで寝る!これぞ旅の醍醐味だと思います。

溶けてゆく

湯けむり吐息

夜空へと

わさびもち
(木津川市・20代・女性)

母が入院し、心身ともに疲れきっていた時に、気分転換にと婚約者が温泉旅行へ連れて行ってくれました。 そして、露天風呂に浸かった時、こわばっていた身体の緊張感や重さ、悲しみで疲れ果てた心すべてがスーッと溶けていき思わず吐息が。 美しい夜空を見ながら心身共に癒され、自然と感謝の気持ちが溢れてきました。そんな思い出を詠みました。

丹後ばらずしセット(2合炊き用4人前) 授与

ここも行く

リストに○が

また一つ

むーさん
(京田辺市・40代・女性)

子ども達をよく遊びに連れて行ってくれた父と母。何も気にせずに楽しく出掛けられる日を心待ちに、どこに行こうか書き溜めているリストは増える一方です。

ー やすみ先生より一言 ー
旅行好きな人物が浮かんでくるような一句です。行きたい場所リストを作っている方も多いのではないでしょうか。共感できますね。

ハプニング

土産話さ

気にしない

55の紅茶
(木津川市・20代・男性)

旅行先でハプニングが起きても土産話にして笑えると思えば、そこまで気にする必要なし。楽しんでなんぼです。

ー やすみ先生より一言 ー
旅先で思わぬハプニングに出会うこと、多々ありますね。笑い話しにできたならそれも楽しい思い出なのでしょう。

思うまま

片道切符

良き出会い

ハム
(向日市・30代・男性)

大学生の時に友と青春18切符を握りしめて、あてのないまま早朝に大阪を出発し、夜には熱海にたどり着き、夫婦で営まれている焼き鳥屋に出会え、15年以上通い続けています。

ー やすみ先生より一言 ー
自由気ままな旅への憧れ。「片道切符」という言葉にイメージが膨らみました。

京山城 たけの子パイ 授与

全て応募作品を見る
  • 行きたいが スマホで観れば ま、オッケー えの
  • テレビ観て 行った気になる 夢旅行 むむむ
  • 冷蔵庫 どんどん埋まる マグネット ご当地土産ハンター
  • 旅先の 拾いものさえ 宝物 ビアードパパ
  • 青い空 ひこうき雲に 思い馳せ ぐっどらっく
  • 京の宿 我が家をよべば 旅気分 民泊ともいう
  • 京の宿 我が家の別名 旅気分 民泊ともいう
  • いつか来た 店がまだある 誰と来た サティスファクション
  • 素晴らしい ホスピタリティ 癒される ひだちゃん
  • 笑えない 抗原検査 アウトです ひだちゃん
  • 初彼と 隣で過ごす 旅の宿 ひだちゃん
  • ここも行く リストに○が また一つ むーさん
  • ドーハまで 行きたいけれど お茶の間で 俺のブラボー
  • 秋の京 目元ほころぶ 外国人 ドクターペッパー
  • 亡き父の 故郷めぐる 家族旅 父恋しい娘
  • 丹海バスと 丹後の海に 乗りたいな プーさん
  • 旅の曲 世代が分かるが さあ行こう 天栄帰り
  • 行きました ウユニ塩原 バーチャルで 天栄帰り
  • いい旅も 帰りの道は 辛いです さんなな
  • はじめての バイク、パクチー 一人旅 次はアテネ
  • 冬行こう あぁまた流行 また延期 むむ
  • 旅終わり やっぱり家が ホッとする ゴリラゴリラゴリラ
  • 人混みを 避けて楽しむ 宿籠り むー
  • けしきより たべものさがし まんぞくだ ぱんださん
  • 第◯波 言われる度に 「やめとくか」 ま、そうなるわな。
  • SNS 流れる写真で 旅気分 格安プラン
  • 鯖街道 足腰つよし 過去の人 しゃがむと膝痛
  • 名古屋行き 何故か食べてた タコライス ひつまぶし
  • 二回目を 初めて見ると 感動し えりりん
  • 娘の成長 わが道歩む 春さびし こーもり
  • 大家族 安近短も 一大事 やまびこ
  • 観光も 遊びじゃないの 言い聞かせ ジムキョクジムキョク
  • 食べたいの だけど容量 足りてない 旅行の時だけ胃が大きくなればいい
  • レンタカー 保険は入れ 後悔す 高額請求
  • 近場でも 旅と思えば 発見が 55の紅茶
  • 波の音 それを肴に 地のお酒 55の紅茶
  • ハプニング 土産話さ 気にしない 55の紅茶
  • コロナ禍こそ あったらいいな どこでもドア 京丹波ドラミちゃん
  • 屋久島で 屋久杉目指し 山登り さんなな
  • 宿で朝 食べすぎ昼食 食べられず 川のすけ
  • 小さしと 旅に出て知る 我の存在 えりりん
  • グーグルで 世界中をただで 散歩し えりりん
  • 2日目の 朝は寝たい派 風呂いく派 風呂より寝たい
  • 指先で 世界を巡る 旅サイト 手動ウォシュレット
  • ペダル漕ぐ 足絡む汗 ふと潮香 サティスファクション
  • 板かつぎ 銀世界待つ 夜行バス サティスファクション
  • 溶けてゆく 湯けむり吐息 夜空へと わさびもち
  • 家族旅 予定立てると 熱が出る ミッフィー
  • 世界中 ソリにまたがり 夢配る サンタは今頃
  • 風薫る 季節感じる 電車旅 いちご
  • 旅行誌を、 見てるだけでも 旅気分。 みかん
  • 行楽地 人混み知らずで スピーディー さくらんぼ
  • 旅に出て 帰って気づく 地元愛 ノッティー
  • 今はまだ 知らぬ色さえ そこに在る みっちゃん
  • いつ着くの? くるま出発 5分経過で 運転手お父さんはつらいよ
  • カニ食べて お酒を飲んで お布団へ なな
  • 凍えてる 心も体も 温まる なな
  • 土産物 両手いっぱい 帰り道 なな
  • ひまつぶし 名古屋まで来て ひつまぶし 立浪ドラゴンズ
  • 牡蠣食えば 思い出すのは 厳島 仁義なきたかいたかい
  • 思い出に 2L写真 ついついと ハム
  • 慣れた街 ふたりで行くと 旅になる みっちゃん
  • 孤独旅 友増え楽しい 帰り道 ごまだんご
  • 大船を 仰ぐ丈夫の 稚児心 世界の艦船
  • 車中泊 毛布くるまり 朝日まつ ねえさん
  • 思うまま 片道切符 良き出会い ハム
  • 夜行バス 若き思い出 冬景色 ハム
  • 出迎えし 久しき友と 出羽の雪 はつゆきフライト
  • モクモクと 杜の都で タン食ぅ食ぅ 伊達様ありがとう
  • 新幹線 降りて荷を引き 雪の跡 はる
  • 憧れる 高級ホテル 今年も大江戸 ミナちゃん
  • 旅先は 子供のために 選びがち イカさん
  • しんやだけ しずかなときは こづれたび タコさん
  • こづれたび しずかなときは ながれない イカさん
  • 旅の友 ビール、日本酒 ハイボール おさけーぬ
  • この町も 人の暮らしは 変わらない ぽんちゃん
  • 小春の日 御神矢を持ち 歩く人 ぽんちゃん
  • 陽に向かい 新たな旅を 希う ぽんちゃん
  • サンタから 美顔器ローラー プレゼント ゆもたみわ
  • 鏡みて マスクで隠す ほうれい線 ゆもたみわ
  • 写真みて はっと気づいた ほうれい線 ゆもたみわ
  • 大掃除 私の旅を ふり返る りえこ
  • 世界一と 結局感じる 日本食 みかん
  • 年重ね 温泉旅行の 良さを知る みかん
  • 盗まれない 日本の安全 身に染みる みかん
  • コロナ禍で ご近所さえも ツーリズム りえこ
  • 雪降りて 四季を味わう 子どもかな 虹色パパ
  • コロナ禍は 見返したとて 同じ顔 かなこ
  • すごろくで 旅する子供 世界一周 お正月はゆっくりと
  • 子が入れる 今夜の温泉 どこの湯だ 温泉行きたい
  • 手をつなぎ 思いでの地を 実母と行く 旅っこ
  • カーナビを 頼りに到着 ここはどこ みたらし団子
  • 旅路来て 何やら蒸(ふか)し 手が出そう そらそうよ
  • コロナ禍で 家の中さえ ツーリズム りえこ
  • 旅先の 児等の方言 頬緩む そらそうよ
  • 尽きぬ話 永遠に続くか 宿の夜 
  • 毎日を 旅と思えば 旅気分 おビール
  • 気が付けば 想いばかりが 募ってた おビール
  • 鼻腔だけ 記憶している 旅心 おビール
  • 手荷物に 色とりどりの 朱印帳 YUKI
  • 明日からは 職場に戻る 現実だ ゆず丸
  • 絶対に 足袋見つけたら 持ち帰る 川のすけ
  • 映え景色 見たことないよ 現実か ジャックウォーカー
  • 楽しくて ついつい写真 撮り忘れ たく
  • 好奇心 リスクちらつく お年頃 ジャックウォーカー
  • トランクを 開けると旅情 溢れだす ジャックウォーカー
  • 目が点に 着いた空港 カバンなし のんのん
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  • 旅行は 計画たてず 思いつき みどりがめ
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  • 冬歩き よし!と見上げた オリオン座 みどりがめ
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  • 帰り道 荷物が増えて 金は減り ゆず丸
  • 旅先で 顔はめ写真 撮りまくり ゆず丸
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  • コロナ禍を 鼻歌交じり 一人旅 いつもギリギリ
  • 富士山を 見ようとしたが 夢の中 えいたー
  • 桂浜 海原眺め 亡き友と 坂本龍馬
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  • 君つれて 青春時代の 碧海の旅 名もなき詩
  • 年頃の 娘と最後 初日の出 灯色の部
  • 夫婦仲 離れ離れつ 思いやり メリー
  • 旅帰り いいねと体重 爆上げだ DJkappa
  • 飛行機は 靴は脱ぐのと 初孫が ママモ
  • 蟹食えば 鐘が鳴るなり 大晦日 DJkappa
  • 3年前?? 旅の写真に 幼き君 エム
  • 密を避け 思い出ぎゅっと 濃密に ととろ
  • ほっとする 名のある湯からの 家の風呂 エム
  • 旅行行こ そろそろ気軽に 誘いたい 沖縄大好き
  • 宮古島 一度行ったら そくトリコ 沖縄大好き
  • 冬の旅 カニ三昧に 静かなり カニっこ
  • 土産より 土産ばなしが よい肴 にし
  • 行けぬから グーグルマップで 旅気分 にし
  • 旅の帰路 私以外は 夢の中 手動ウォシュレット
  • 食べて寝て 着いた先でも また食べて からマヨ丼
  • 宿に着き 横になったら 寝てしもた 還暦おじさん
  • 旅先を 思案疲れで 寝正月 今年こそは
  • コロナ禍で マスク美人の 顔見たい やまちゃん
  • 寒鰤を 釣りたいけれど 海荒れる やまちゃん
  • スキーデビュー 除雪編隊 遠き夢 雪山に行きたい
  • うっとりと 沈む夕陽を 見守って めがねずみ
  • 旅先で 手にした土産 丹後産 たか
  • 行き先は しいて言うなら 山手線 えの
  • ゲスト帳 書いた記録に 再会す 還暦おじさん
  • 旅先で 推し事すると 友増える ルイベスティ
  • はじめての 美山・京北 ふたり旅 めがねずみ

やすみ先生
プロフィール

1972年生まれ。兵庫県神戸市出身。川柳作家。抒情的川柳を中心とした独自の川柳作品を発表し続けるかたわらテレビ・ラジオ・新聞・雑誌の川柳コーナーの選者を幅広く担当。また、企業等の公募川柳の選者・監修も多数務める。
各地で初心者向けの川柳ワークショップを開催し、句を詠む楽しさを伝える活動も。
句集に『ハッピーエンドにさせてくれない神様ね』『召しませ、川柳』、監修『50歳からはじめる、俳句・川柳・短歌の教科書』等多数。全日本川柳協会会員。日本文藝家協会会員。令和三年度文化庁長官表彰。