気がつけば　たまるれんぽう　コレクション

夏終わり　残ったお腹の　うきわかな

グランプリ　目当てに集う　川柳よ

集うのは　別れを惜しむ　気持ちから

三が日　楽しむ我が子　ポチ袋

祖父母たち　我が家につどう　記念日に

お茶菓子で　ほどけていくよ　母の手が

チャペルに　溢れるほどの　拍手と涙

人笑い　集まるところ　福が来る

初孫に　おいでおいでと　重なる手

一人旅　ツアー終盤　笑い声

親戚の　子に抜かされた　我が身長

市役所の　未来を照らせ　プレアデス！

どこやっけ　ハネムーン知らない　我が夫

子どもより　ペットに課金　おっかねー

物はこぶ　はたらく　アリ達　巣の中へ

サラサラと　時きざむは　砂時計

バーベキュー　準備という名の　ゼロ次会

同じネタ　お馴染面子で　二日酔い

ビジター席　７００いれば　ホーム席

フル装備　臨むライブは　炎天下

皆同じ　節電ついでに　買い物へ

半額じゃ　戦のベルで　人溢れ

ショッピング　行列見かけ　足運ぶ

手塩かけ　育てた公園　咲く笑顔

ひさしぶり　沈黙の中　喪服着る

落ち葉掃除　箒ちりとり　つむじ風

秋の空　色とりどりの　落ち葉かな

犬と足　みんな集まる　こたつかな

大晦日　つどえ孫連れ　親孝行

いつ集う　進路彷徨う　台風よ

４人家族　双子生まれて　大家族

イルミ見て　光に集まる　人の列

集まれる　当たり前が　有り難い

花嫁の　涙にうつる　友の顔

同級生　昔おさげが　今白髪

ソーシャル　ディスタンス　懐かしむ

集まれと　訓練・火災　飲み会も

楽しみに　行った会は　会話なし

誕生日　集まる祝言　ＤＭばかり

なんでかな　旧札ばかり　集めちゃう

竹製の　流しそうめん　むらがる子

赤ちゃんを　見たくて上がる　参加率

マスク無し　化粧濃いめで　会議盛り上がる

いつのまに　手元溢れる　推しの色

大座敷　思い出はなさく　三回忌

盛り上がる　豪華なごはん　新年だ

ツリー揺れ　街はにぎわい　かがやく目

お財布に　渋沢栄一　やってこい

少年の　想いは再び　大阪に

父よりも　母に集まる　双子たち

「ごはんやで」　すぐに来るのは　金魚だけ

おなら出た　集まる視線　泳ぐ視線

扉開き　みんな集合　米売場

一房を　取り合う母・娘（はは・こ）　旬ぶどう

秋風で　カサカサ落葉　吹きだまり

集合写真　ひときわ輝く　我が子の笑顔

この指に　とまれと言えど　人は来ず

還暦を　迎えて皆で　紅葉狩り

集まれば　たらふく食べて　喋るだけ

ジモティも　太鼓判ぽん　道の駅

人垣を　横歩きして　コッペ手に

先生！と　駆け寄る笑顔　身に染みる

ティータイム　おちたおかしに　はとむれる

ふくぶくろ　初日出遅れ　残りゼロ

三密と　言われていたが　今は無し

お正月　集まる子ども　去るお金

約束を　交わさなく　とも　集う友

気をつけて　ボヤっとしてたら　囲まれる

見せてやれ　これが日本の　技術力

お正月　初孫登場　大賑わい

ひさしぶり　園から電話で　またまたね

お正月　年に一度の　顔合わせ

集まった　ためてたシール　期限切れ

コツコツと　コソコソ貯める　ヘソクリ金

朝刊の　まちがい探す　目が八つ

けんかして　くっつき眠る　わが子たち

蜂や蝶　カメラも集う　花畑

飲み会の　誘いにみんな　用事増え

猫おらず　こたつ足いれ　もふもふし

引退後　我が家に集え　諭吉たち

正月の　ゆか隙間なく　靴あふれ

コロナ経て　集える幸せ　知っている

またこれか　引きが悪いな　またこれだ

三十路すぎ　似たもの同士　独身ね

アルバムを　囲んで笑顔　時を超え

新紙幣　求めて並ぶ　ＡＴＭ

なんでかな　並ぶ後には　行列が

スタジアム　集いし声が　願う夢

社保に税　まとめて引かれ　減る手取り

子供たち　集まるときの　賑やかさ

朝夕の　同じ電車の　同じ顔

タイムセール！　人だかり見て　かけ足に

集合を　かけたアイツが　また来ない

孫の顔　じいじとばあばは　ハッピーに

元旦に　駆け寄る先に　福袋

寒空に　集まり魅せる　雪化粧

年寄りは　フードコートに　たむろする

下腹より　お胸に集え　贅肉よ

集まるが　終わらぬ会議　いき詰まる

鍋かこみ　一家団欒　えがおの輪

茹で蟹の　香り誘われ　並ぶ列

紅葉も　人の多さに　風情なし

電線に　並びしつばめ　秋間近

投票に　バスで来たのか　どっと来る

カップ麺　かくれて食べる　無理でした